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■2月17日 第57回「安吾忌」(東京)レポート
*(大岸洋子)
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今年の「第57回安吾忌」も東京の如水会館で行われました。40名ほどの参加だそうです。

 会場に入ると、みなさん、それぞれ談笑されたり、安吾、三千代さんの遺影を携帯の写メで撮ったり、その横に並べられている安吾カルトクイズの景品である貴重な品々(初版本の数々、「坂口安吾」の文字が印刷された原稿用紙、坂口綱男さんのオリジナル写真など)をチェック(?)していたり。アットホームな雰囲気の中、司会の木村さんによる開会宣言、そして、安吾の甥である村山玄二郎さんの献杯で始まりました。

 並んでいるビュッフェやお酒を食べたり飲んだりと、まったりしながら、文芸評論家の若月忠信さん、漫画家の近藤ようこさん、桐生「安吾を語る会」の奈良彰一さんのスピーチを聞いていました。

 今回のイベントはサイレント映画の上映でした。活動弁士・片岡一郎さんによる、ハリー・ポラード主演「専売特許」という、10分程度の短編ファルス作品です。説明によると「映画好きだった安吾はチャップリンの初期のファルス短編を『立派な芸術』として愛していたので、この映画も映画館で大笑いしてみていたかも。」とのことです。昔の映画ですが、今見てもケラケラと笑えるドタバタコメディでした。片岡さんの語りもわかりやすく、心地いいテンポでおもしろかったです。

 続いて、新潟市文化政策課の池田洋介さん、千賀ゆう子企画の女優・加藤翠さん、坂口綱男さんのスピーチがありました。

 そして安吾カルトクイズ。おもしろいのが、司会の木村さんが問題を読む度に、「そんなのわかんないよー・・。」という会場の心の声が聞こえます(わかる人にはわかるらしいですが・・。)。私ももちろん、「わかんないよー。」なので、ハナッから勘です。安吾だったらこうだろうとか、こうするだろうとか答えを考えるのは楽しいです。今年の最高得点者は岩手に住んでいる、吉岡さんでした(10問中8問正解)。初版本の「風博士」を颯爽とゲットしてました。

 ちなみにそろそろクイズがネタ切れかも、とのことです。

 最後に新潟・文化現場の小川弘幸さん、桐生タイムスの蓑崎昭子さん、松之山安吾の会・高橋主計さんのスピーチがあり、閉会宣言は再び、坂口綱男さんでした。

 初めて参加した時は、正直、場違いなところに来たんじゃないか、と思いましたが、いろんな方々が声をかけてくださいます。安吾の貴重なエピソードはもちろん、各地のいろんなイベントのこと、とは言っても、イベント自体はインターネットでも情報を調べることができますが、企画したりたずさわっている人たちと実際に会って、話を聞くというのはいろんな発見があります。

 それぞれが、いろんな想いで安吾が好きで、そのことを集まっているみんながわかっているから、とても楽しい集まりになるのではと思います。   

 
安吾忌写真
 
 
安吾忌写真
 
 
安吾忌写真
 
 
安吾忌写真
 
 
安吾忌写真